(2026年に一部加筆修正しました)
コロナ前までは、
裁判レベルの深刻な失敗でも、
「クレームを言っても追い払われました!」
「全く相手にしてくれません!」
というケースが多く、
そういう修正の方々が非常に多かったです。
しかし最近は、大手でも、
SNS対策の一環として修正を行うところが増え、
「前医に修正はしてもらえましたが、
もう少し修正したい」
という人が増えてきました。
修正の世界は大きく変わったと思います。
SNSの力もありますが、
美容外科業界に
形成外科専門医が年々増えてきて、
一部の大学病院でも後遺症については
相談を受け付けるまでになりました。
美容外科をとりまく環境は
大きく変わっています。
このような心強い環境になってきたものの、
「繰り返し繰り返し
同じ先生の修正手術を受けてきた」
と相談を受けることがあります。
同じ先生で5~6回受けたという方も時々います。
当院で見かけた修正ケースで、
”繰り返してしまう”医師には
以下のいずれかの特徴があるようでした。
優しすぎる先生
高い料金をいただいているのに申し訳ない、
自分で何とかしなければならない、
という一心で繰り返していくケース。
クレームが怖い先生
自分で何とかしようと、
必死で繰り返すケース。
個人クリニックの医師
他の医師を頼ることができず
延々と一人で抱え込んでしまう。
自信がない先生
「修正無料」は聞こえがいいけれど
それは自分のための”保険”
何度かやれば
いつか結果が出るかも・・
という根拠のない希望で繰り返します。
一方で、患者様の気持ちもいろいろ。
・今更知らないクリニックに行く勇気がない、
・先生を変えたくない
・他で探す自信がない、
・沢山回ったけれど断られた、
・無料でやってもらえるし・・
・先生には最後まで責任を取ってほしいから・・
そうこうしているうちに
気が付いたら
修正を繰り返してしまうようです。
不思議なことに、
こうした患者様の中には、
繰り返しているうちに信頼関係が深まっていくのか、
そのような状況でも前医を全く恨んでいない、
優しい、良い先生だった、
という方もいます。
もちろん、形成外科の世界では、
「修正を行う」ということはよくあることで、
どんなに技術があっても、
生身の身体は100%思い通りにならないものです。
修正手術の場合は、
事前に話し合い、微調整しながら
着地点を目指すこともあります。
しかし、初回手術の後に、
3回、4回・・と繰り返すのは、
双方が救われません。
先生も患者様も、
立ち止まってみた方がよいです。
何度やってもうまくいかない場合、
形成外科の世界には、
「手を変える」
という選択があります。
「手を変える」とは、
担当医を変える、という意味です。
保険診療ではよくあることです。
そうすると、
意外とうまくいくということがあるといいます。
(もちろん100%ではありません)
院長によると、
執刀医と患者様には不思議と”相性”があり、
技術が同じ医師でも、
”相性”でうまくいったりいかなかったり、
することがあるのだそう。
美容外科の場合、
自費診療ということもあり、
「手を変える」のは責任放棄のような後ろめたさがあり、
先生が修正手術を繰り返してしまう気持ちも
わからなくありません。
でも、
さすがに2回やってうまくいかなければ、
同じ先生がそれ以上やっても恐らくうまくいきません。
先生も患者様も、勇気をもって、
手を変えるというのも一つの選択肢です。
責任の放棄ではなく、
より良い結果をもたらすためです。
修正手術は1回でも少ない方が
患者様にとって良いに決まっています。
それは形成外科では当たり前の、
よくある選択肢なのです。
もし、同じ先生で修正を繰り返している方がいたら、
是非参考にしてください。
<2025年追記>
最近の傾向として、
失敗した患者様を放置してしまうと、
ネットで叩かれたり、
他院で技術を指摘されるリスクがあることから、
できるだけ外に流出させないよう、
対策をとっているクリニックが増えています。
失敗した時に、
自院で最後までお世話をする、
きちんと対応するというのは
決して悪いことではありません。
しかし、最近発生しているのは、
技術がない医師が、
失敗した情報を外に流出させないために、
繰り返し無料で修正に対応し、
取り返しのつかない状態にしてしまうというケースです。
患者様としては、
まず初回手術を失敗された場合は、
医師の技術を疑うというのは
大切なことではないかと思います。
一般的に、初回手術に比べ
修正手術は技術が必要だと言われています。
院内で解決するために
他の先生にバトンタッチされる場合も、
「上手な先生がいるから」
と回されると思いますが、
これがどういう意味なのか、
是非気がついてください。







